木咲豊のブログ 植物をめぐる冒険

2009/09/03 23:24

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めっきらもっきら どおんどん

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  • 【 Category 】自然の中で

ちんぷく まんぷく
あっぺらこの きんぴらこ
じょんがら ぴこたこ
めっきらもっきら どおんどん

めっきらもっきら


子供の頃大好きだった絵本に出てくる「呪文」が、
不意に浮かんできたまま頭から離れなくなり、
いてもたってもいられなくなって、瞬発的に車を走らせ、
青梅のはずれの山の中の神社へと行ってきました。

そこは、僕が少年時代を過ごした思い出の場所。
中学の時に青梅市街地へと引っ越して以来だから、
実に約20年ぶりの訪問です。

青梅の通学路


子供の頃、毎日歩いた通学路をたどっていくと、
いつも元気いっぱいに吠えていた犬がもう亡くなっていたり、
一面広がっていた畑が住宅街になっていたり、
昔遊んだ川が意外と小さくて驚いたり...
懐かしさと新鮮さが交差する小道の先に、
その山は、今も語りかけるように、ぽつんとありました。

まるで昔話に出てくるようなその山の中腹に
確か神社があったはず...
薄い記憶を頼りに登っていくと、
ありました! 本当に絵本の中に出てくる神社にそっくり!
しかも驚いたことに、自分の生まれ育った家も、
毎日通った通学路も、その神社からは全てが見通せる!
学校の行き帰りに、いつも山が話しかけてくるように感じられたのは
そのせいだったのかと、改めてビックリしたのでした。

青梅の神社1


絵本の中で、主人公の男の子は、
神社の中にある巨樹の穴に吸い込まれ、
3人のお化けたちに出会い、
空を飛んだり、水晶遊びをしたり、おもちのなる木を食べたり、
いろいろな不思議な体験をした後で、
再び巨樹のもとに戻ってくるのでした。

青梅の神社2


「呪文」に引き寄せられたようにやってきた故郷の神社で、
改めてこころ静かに考えてみると、
森が好きなこと、いつも木々に守られているように感じること、
だから植物の仕事をしていること、
そして水晶などの石に異様に惹かれること...などなど、
全ての秘密が、この絵本と、生まれ故郷の森の中に
閉じ込められているような気がしてくるのでした。

そして、再び高速を飛ばして五反田へと戻ってきてみると、
あれ、夢だった?!、と思うほど、
あっという間に現実の世界に引き戻されてしまう。

半日の夏休みを終えて、自分の店に戻り、
薄明かりの中で店の植物たちに囲まれながら、
もう一度、あの「呪文」をそっと唱えてみます。
森の力が蘇るような気がするから...

ちんぷく まんぷく
あっぺらこの きんぴらこ
じょんがら ぴこたこ
めっきらもっきら どおんどん

めっきらもっきら
めっきらもっきら どおんどん(こどものとも絵本)

長谷川摂子作 ふりやなな画
福音館書店
ISBNコード:978-4-8340-1017-6


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