- 名 称
- チューリップ
- 学 名
- Tulipa cv.
- 科・属
- ユリ科
- チューリップ属
- 特 徴
- 球根植物
- 原 産
- トルコ・中央アジア
- 花時期
- 12〜4月頃
鳥と花がトレードマークの「明るい部屋」としては、
Parrot <鸚鵡(オウム)咲き> という名前のついたチューリップは、
たとえ売れるアテがなくても、仕入れずにはいられない花の一つである。
鸚鵡(オウム)の羽毛のようにひらひらした形は、ため息が出るほど美しいけれど、
早い話がチューリップの奇形である。
今でこそ、鸚鵡もチューリップも、
ヨーロッパを代表する象徴的イメージのように思われるが、
鸚鵡は熱帯地方から、チューリップは中央アジアから持ち込まれた、
元来、エキゾチックな輸入品だった。
よくよく考えてみれば、ヨーロッパにとっては、
その精神的支柱であるキリスト教でさえ輸入品だったのである。
借り物文化と揶揄されることの多い日本だが、
ヨーロッパこそ、世界中の富を寄せ集めた借り物文化の王様なのだ。
チューリップを鸚鵡に似せて奇形化させ、
その色や形のバリエーションを愛でる文化は、
借り物文化だからこその醍醐味でもある。
オランダでパロットチューリップが流行したちょうど同じ頃、
江戸時代の日本では、金魚や朝顔を奇形化させて遊んでいた。
鸚鵡を良く知らない人からすると、
Parrot咲きと言ってもあまりピンと来ないかもしれないが、
写真のようなサーモンピンクのパロットチューリップは、
オオバタンという鸚鵡の羽毛にそっくりである。
今にも羽ばたきそうな肉厚の花びらは、
ドキドキしてしまうほど艶めかしい。

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