- 名 称
- アジサイ
- 学 名
- Hydrangea
- 科・属
- アジサイ科
- アジサイ属
- 特 徴
- 落葉低木
- 原 産
- 日本
- 花時期
- 6〜7月
- 写 真
- 野村正治
その昔、鸚鵡(オウム)や九官鳥に言葉を教えるとき、
なぜか「おタケさん!」と教える習慣があった。
この奇妙な習慣の起源は、かのシーボルトにある、という説がある。
シーボルトは五年間の日本滞在中に、日本女性を妻にめとり、
娘を一人もうけ、そして、鸚鵡を一羽飼っていた。
彼はその鸚鵡に、愛する妻「楠本タキ」の愛称である「おタキさん!」という言葉を教え、
それがなまって「おタケさん!」になった、というものである。
シーボルトは、医者として日本にやってきたが、
プランツハンターとして、数多くの日本の植物をヨーロッパに持ち帰った人でもある。
そのうちの1つに、アジサイがある。
ヨーロッパに日本のアジサイを紹介したシーボルトは、
その学名を「ヒドランゲア・オタクサ」と命名したが、
この「オタクサ」というのも、「おタケさん!」ではないかと言われている。
こうなると、「鳴滝塾」という名前も?・・・とつい思ってしまうのだが、
残念ながら「鳴滝」はシーボルトの命名ではなく、地名である。
しかし、「鳴滝」の地に私塾を作りたいと思った背景に、
「おタケさん!」が影響していると推測するのは、邪推だろうか?
鸚鵡とアジサイと私塾。
シーボルトが日本で愛した3つのもの、その全てに、
妻の名前を織り込んだとすれば・・・
「おタケさん!」はなかなかの果報者である。
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