- 名 称
- ヘゴ
- 学 名
- Cyathea spinulosa
- 科・属
- ヘゴ科
- ヘゴ属
- 特 徴
- 木生シダ類
- 原 産
- 熱帯・亜熱帯
動物と植物を区別する定義は、
実はそれほど単純なものではないらしい。
よく言われるように、「動く/動かない」とか「光合成をする/しない」
といった定義で良さそうな気もするのだが、
サンゴのように動かない動物もいるし、
ウォーキングパームのように長距離移動する植物もいる、
ミドリムシのように光合成をする動物もいるし、
ある種の寄生植物のように光合成をしない植物もいる、
といった具合で、結構ややこしいのである。
それどころか、福岡伸一の名著によると、
「生物と無生物のあいだ」すら、1つの定義では区別できず、
3つの定義を複合させてようやく区別できる、とあるから驚きだ。
もちろん、ここでは、そんな高尚な話がしたかったわけではない。
ヘゴの姿が、今にもノシノシと歩き出しそうなくらい動物っぽいので、
「動物と植物のあいだ」を区別する定義を知りたかったのであるが、
どうやら「細胞壁があるかないか」という、
おそろしくミクロな答えが正解なんだそうだ。
ちなみに、ヘゴは「草と木のあいだ」の植物でもある。
毛むくじゃらの、太い木のように見える「幹」は、実は、「茎」なのである。
じゃあ、「草と木のあいだ」を区切る定義は何?・・・と調べてみると、
「厳密には区切れない」とする説が主流なんだそうで、
何のことはない、「自然は科学では定義しきれない」と定義してしまうのが、
一番シンプルな正解のようである。
生物と無生物のあいだ
福岡 伸一
講談社現代新書
ISBN-10: 4061498916 / ISBN-13: 978-4061498914
阿部由梨子 2009/06/09 21:50
はじめまして!
奥村先生からの紹介でHPに来ました。
先日「Le Plaisir des Planters」を読んで、「植物」についての奥深さを実感しました。
写真に写されている植物が美しいです。
ヘゴが動物のようにも見えて、とてもかわいいです。
しかし、「幹」ではなくて「茎」であることに驚きました。
「木」であれば「幹」で「草」であれば「茎」なんですね。
この記事を拝見させて頂いて「区別」や「定義」について考えさせられました。
1つの定義では区別がつかないというのが面白いですね。
次の更新があるのでしたら、楽しみに待っています。
ありがとうございました。
aha 2009/06/10 07:14
阿部さん
コメントいただき、ありがとうございます。
「植物の快楽」は不定期ですけど、ちょっとずつでも更新できればと思っています。
(本当は週1を目指しているんですけど・・・)
これからもよろしくお願いいたします。