- 名 称
- バナナ
- 学 名
- Musa acuminata
- 科・属
- バショウ科
- バショウ属
- 特 徴
- 多年草
- 原 産
- 熱帯域
- 花時期
- 一年中
その昔、バナナが高級品だった時代がある。
今では、道端で叩き売られることもなくなり、
いつでもどこでも手に入る、安くてポピュラーな果物だが、
切り花の市場では、いまだにバナナは高級品である。
そこにそれがあるだけで、他の花や木々を寄せつけない、強烈な存在感。
観賞用のバナナには、その価格に見合うだけの、
何とも言えない「力」がある。
ただ美しいだけの花、ただ癒されるだけの緑、
そういったどこか「飼い慣らされた」植物とは全く違う、
独特の世界が、バナナにはある。
この世界観を上手く活かして、ドキドキするようなインパクトのある作品を飾りたい・・・
そう思って、ある超高級マンションのモデルルームの仕事で使ってみたことがある。
それは予想以上にカッコよく、いかにもブルジョワ好みの
ゴージャスでグラマラスな感じに仕上がって、
僕たちは、意気揚揚と引き上げていった。
しかし、クライアントからは、速攻、クレームの電話が。
すぐ花をチェンジするようにと、きつく言い渡された。
理由は、「あまりにも卑猥すぎる」というものだった。
「ヒワイ・・・ですか?」と恐る恐る聞いてみると、
担当の若い営業マンは、「ヒワイどころじゃない!
まるで、男性器と女性器がいっしょについているような、
狂った気持ち悪さがある。」と、ニヤニヤしながら答えた。
僕たちは、すぐさま、ドウダンツツジとユリを使った、
爽やかな森の中のお花畑のようなアレンジに差し替えた。
それ以来、バナナの花を見るたびに、
「狂った果実」という言葉が頭に浮かんできて、離れなくなった。
そして、ますます、この花が好きになってしまうのである。
bananaboat 2009/10/23 19:20
作家のよしもとばななさんは、バナナの花が好きで
そこから名前をとったという話を聞いたことがあります。
よしもとばななさんの書くお話も、
どこかちょっと狂った感じがステキですよね。