- 名 称
- メコノプシス
- 学 名
- Meconopsis
- 科・属
- ケシ科
- メコノプシ属
- 特 徴
- 多年草
- 原 産
- 中国雲南省・ヒマラヤ
- 花時期
- 6月〜8月
1990年に開かれた大阪花博で「ヒマラヤの青いケシ」として紹介されて以来、
日本には熱狂的なファンが多いらしく、この花を見るためだけに、
中国奥地やチベットへのツアーが組まれるほどだそうである。
確かに、この花の青さは、他に類を見ない青さである。
まるで蝶の羽のような透き通った青。
光越しに見ると、青空を切り取ったようにも見える。
植物学者の大場秀章氏は、「ヒマラヤの青いケシ」という著書の中で、
この花は、比喩ではなく本当に、昆虫たちに青空を提供しているのではないか、
という面白い説を展開している。
標高3,000mを越えるヒマラヤでは、高い木が育たない。
だから、ヒマラヤに住む昆虫たちは、
雨が降ると直接風雨にさらされてしまうことになる。
あたり一面厚い雨雲に覆われてしまうと、
ただこの花の下だけが青空のようだ。
実際、高山植物としては異例なほど大きな花は、
昆虫たちにとって格好の雨傘となる。
そして、雨宿りさせてもらうかわりに、授粉を手伝うことになる...
というのである。
こういう話を聞くと、切り花ではなく、何としてでも
ヒマラヤや中国奥地で自生している姿を見たくなる。
雨が降ると傘になって、青空の代わりをする花...
まるで、人生のお手本のような花である。
ヒマラヤの青いケシ
大場 秀章 (著), 冨山 稔 (写真)
山と溪谷社
ISBN-10: 4635229998 / ISBN-13: 978-4635229999
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