- 名 称
- クレマチスシード
- 学 名
- Clematis
- 科・属
- キンポウゲ科
- センニンソウ属
- 特 徴
- 蔓性多年草
- 原 産
- 園芸品種
- 種時期
- 9〜10月
クレマチスはバラと並んでイングリッシュガーデンには欠かせない存在だが、
もともとイギリスには、野草のような小さな花をつける品種しかなかった。
それが、現在のように大輪の花を咲かせるようになったのは、
19世紀に東アジアにやってきたシーボルトをはじめとするプランツハンター達が、
中国のテッセン(鉄線)や日本のカザグルマ(風車)などを競って持ち帰り、
ヨーロッパ産の野生種と数々の交配を繰り返した産物である。
植物の世界では、とうの昔にグローバル化が進行していたのである。
クレマチスのグローバル化に最も貢献したテッセンは、中国原産。
つるが丈夫で「鉄の線」に似ていることからその名がついた…といわれている。
しかし、テッセンが最も「鉄の線」に似るのは、何といっても種になる時である。
くるくると丸まりながら銀色に輝くその姿は、
これこそがテッセンという名の由来ではないかと思われるほど、存在感がある。
そして、ひとたび、この姿を美しいと感じるようになってしまうと、
テッセンのあの美しい花も、実は、この姿に変わるための
単なる「前フリ」にすぎないんじゃないかとさえ思えてくる。
いや、そもそも、全ての花は子孫を残すための単なる「前フり」なのだった。
「鉄の線」のように強くしなやかに見えた姿は、
やがてふわふわとした綿毛に変わり、
種子をまき散らしたのち、跡形もなく消えてしまう。
花のあとの、ほんの束の間、クレマチスは銀色に輝き、そして消える。
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